「エアリアル」ケイト・ブッシュ
オールドニューウェーブファンの皆さん、お待たせしました。
こんな書き方をすると、ケイト・ブッシュファンの方々に怒られそうですが、2005年11月2日に待望のニューアルバム「エアリアル」が発売されました。
なんと、全作から12年ぶりということです。この間に、子育てをしていたそうです。
デビューアルバムは、1978年「天使と小悪魔」です。当時は、20歳前後で、まさにアルバムタイトルのように天使でもあり小悪魔でもありました。そんな彼女がお母さんになっていたなんて…。
デビューの頃は、ピンクフロイドのデイブ・ギルモアのプロヂュースと話題でしたが、なんと言っても独自のパフォーマンス、ステージではパントマイムを取り入れた振り付けでのライブをしていたようです。
確か、当時ある日本の時計会社でCM出演していました。その中で、ステージパフォーマンスの一端を見ることができました。
そして、あの独特の世界観の作品。これは、セカンドアルバム「ライオン・ハート」へと、続きます。
サードアルバムは私はわからないのですが、4枚目の1982年に出た「ドリーミング」はレコードで買いました。このアルバムは、かなり趣が変わり、当時のニューウェーブといわれていた流れをかなり意識したのかなという印象でした。
そういえば、私にはデビュー当時のケイトのボーカルが矢野顕子【やのあきこ】によく似ているなと思っていました。ある、矢野ファンに「ほら矢野顕子の英語の曲だよ」と何かの曲を聞かせたら、「本当によく似ているね」と、驚いていました。さすがにファンなので矢野顕子の作品であるとは思わなかったようです。
「ドリーミング」以降の活動は追いかけていなかったのですが、全作「レッド・シューズ」はジェフ・ベック、エリック・クラプトンそして、プリンスが参加していたらしいです。私としたことが、知りませんでした。
今回の「Aerial」は2枚組です。久しぶりで、力が入っているなと思って聞いてみると、disk1は38分4秒、disk2が42分4秒と最近のCDとしてはそんなに長いわけではありません。
ただ、disk1が「A Sea of Honey」、disk2が「A Sky of Honey」とタイトルが付いていて、そういうコンセプトのようです。でも、なぜか「山」の雰囲気がするのですが…。1曲目が「キング・オブ・ザ・マウンテン」で、始まるからでしょうか?
disk1の2曲目が「π〜円周率」で、途中で円周率 つまり3.14…を歌の中に入れているようです。曲の雰囲気は、せつなそうです。そういえば、昔ジャズピアニストの山下洋輔のアルバムに、やはり円周率の曲があったことを思い出しました。山下「円周率」は数字を各音階に当てはめたと言っていたんだったかな?(少し、記憶が定かではありません)
disk2の最初には子供の声が入っています。彼女の、子なのかはわかりませんが、やはり子育てが作品を出す何らかのきっかけになったのかもしれません。disk1の4曲目は「バルトロッツィ夫人」で主婦のことを歌っているようです。これは、過去の全曲を調べたわけではありませんが、私のケイト・ブッシュからのイメージではありえないことです。
disk2の最後「エアリアル」には笑い声も入っているのですが、演出もありますが、小悪魔と言うよりは魔女に近いでしょうか?(ファンの皆さん、怒らないでね)声も昔よりは低いトーンで歌っていますが、しかしケイト・ブッシュの世界には変わりありません。
ファンタジー有り、現実有り、不思議な空間有り、これがケイト・ブッシュの世界なのです。
曲目
disk1「A Sea of Honey」
1 キング・オブ・ザ・マウンテン(King of the Mountain)
2 π〜円周率
3 バーティ(Bertie)
4 バルトロッツィ夫人(Mrs.Bartolozzi)
5 透明人間になる方法(How to be Invisible)
6 ジョアンニ(Joanni)
7 コーラル・ルーム(A Coral Room)
disk2「A Sky of Honey」
1 プレリュード(Prelude)
2 プロローグ(Prologue)
3 建築家の夢(An Architect's Dream)
4 ペインターズ・リンク(The Painter's Link)
5 サンセット(Sunset)
6 エアリアル・タル(Aerial Tal)
7 サムウェア・イン・ビトウィーン(Somewhere in Between)
8 ノクターン(Nocturn)
9 エアリアル(Aerial)
へべれけCDレポート
トップへ