「あっ超ー」つボイノリオ

 さて今回は、急遽つボイノリオのベストアルバム「あっ超ー」をとりあげます。
と言うのは、東芝EMIから発売されていたのですが契約の関係でこれ以上の製産はされないとのことです。
 ちなみに私は、アマゾンで購入したのですが、在庫はまだあるようでした。
興味のある方はお早めにどうぞ。

 さて、皆さんはつボイノリオのことをどれだけ知っているでしょう?
「昔DJやっていたね」とか「変な歌を歌っている人でしょう」てところでしょうか。
 実は、「おはようこどもショー」の司会をしていたことがあるというのを知っている人が案外少ないかもしれません。
 どうしてそういうことになったのかは知らないのですが、番組が終了する頃にやっていました。噂ではつボイノリオが番組を終了に追い込んだと言う話もあります(あくまでも無責任な噂です)。
 そして、なぜか佐藤B作も出演していました。今じゃB作さんはメジャーですが、当時はまだテレビなどにはそんなに出ていない頃であったと思います。その時期のプロデューサーはアングラもしくはサブカル好きであったのかもしれません。

 だんだん話がそれましたが、それたついでにもう一つ。今回調べて初めて知ったのですが、つボイノリオは鍼灸師の資格も持っているらしいです。一番東京での仕事が盛り上がっていた頃に突然名古屋へ鍼灸学校へ通うためにもどったそうです。

 さて、「あっ超ー」にもどりますが、ネタばれも入ることになりますけども最小限にとどめますのでご容赦願いたい。
 まず1曲目を飾るのは、ご存知「金太の大冒険」です。
 75年に発表されたようですが、20日で放送禁止になったようです。最近放送解禁になったので、聴いたことのある人も多いのではないでしょうか。金太君がお姫様を助けると言うストリーですが、サビで「金太負けるな」などと言うのを繰り返すというものです。金太の後に「ま」の付くことばを付けていくわけです。この時のバックを四人囃子(よにんばやし)がやっていたのですが、笑って演奏できないのでとりあえず一通り歌ってもらい、おもいっきり笑った後で演奏し直したという話を聞いたことがあります。と言うことは、同録だったのでしょうか。
 このアルバムの最後に「金太の大冒険(安心してお子様にもすすめられるヴァージョン)」が入っているのですが、「ま」のところに動物の鳴き声が入っているだけで、しかもそれが微妙にずれていたりしまして、あまり意味がないところがおもしろいのですね。しかも、最後に女性の色っぽい声が入っていまして、本当に安心できるのかとつっこめるようになっています。
これは、私のカラオケでのレパートリーでもあります(笑)。
 2曲目は「本願寺ぶるーす」です。
70年に出たデビュー曲ですが、残念ながら、放禁です。元々、ラジオの番組に飛び入りで出た時にこの曲を歌ったのがきっかけでデビューが決まったそうです。
 実在のお寺の名前が入っているのが問題だったのでしょうか?内容は四畳半フォークでお経のような歌詞も混ざっていて、バックボーカルが「なんまいだあ」と繰り返していたり、しかも全体がブルース風になっているという作品です。これじゃ、よくわからないですね。
 3曲目は、「断絶の壁」です。
これも、70年の発表で本願寺ブルースとカップリングと言うことだったのでしょうか?これは、放禁ではありません。
最初にプロテストソングについて語り、歌に入っていきます。落ちは書きませんが、自分と恋人とを分けてしまっている身近な壁について歌っています。
この曲が、ピンクフロイドの「ウォール」よりも前に歌われていたことに私は感動を覚えました(笑)。しかし、歌が終わった後でまたセリフで落ちのだめ押しをするのですが、これはいらないな…。
4曲目は「怪傑黒頭巾」です。
これは、76年に出たらしいですが、放禁です。避妊具のことを歌っています。ちなみに怪傑黒頭巾の正体は近藤武蔵(むさし)さんだそうです。これで、内容の察しがつきますね。
7曲目は「極付け(きわめつけ)!!お万の方(おまんのかた)」です。
76年に発表されましたが、6日間で放禁になりました。
金太の大冒険の女性編です。世の中をはかなんだ女性、お万さんが旅に出ます。この模様をしっとりと歌い上げています。
ならでは、子鹿に触ったりしています。「お万子鹿に触る」他(笑)。
 12曲目は、「飛んでスクランブール」です。
この曲の発表年はわからないのですが、このベストアルバムのために作られたのかもしれません。
これは、非常によく考えられている作品です。昔のアナログレコードの針飛びをイメージしています。つまり、針が途中で飛んでもどることによりもどる直前のことばの音と、もどっておりたところのフレーズがつながり別のことばになってしまうと言う思わずうなってしまう構造になっています。
たとえば、「リラックスしたい、せっかくだから」という歌詞があるのですが、この「せっかく」の「せ」で針が飛び「リラックス」の「ッ」へもどるのです。すると、「せックスしたい」と何回か繰り返します。
しかも、曲が始まる時にアナログレコードのノイズ風の音がしっかり入っています。曲の終わりは、「青いすてきなつぼみさ」と言う歌詞なのですが、「つぼみ」の「ぼ」で針が飛び「青い」の「い」にもどり「すてきなつぼい」を繰り返します(笑)。

 残念ながら、このCDには入っていないのですが、「吉田松陰物語」という曲があります。
この曲は、また放禁ソングですが、金太やお万と同じ仲間です(笑)。
詩吟風(しぎんふう)に始まるのですが、たとえば、吉田松陰は鉛筆の芯をなめるのが好きだとか「松陰芯なめる」と言う感じで進んでいきます。
この曲は、「エレックシングルコレクション 抱腹絶倒」というアルバムに入っています。このCDには、つボイノリオの曲は、他に金太・お万・黒頭巾が入っていますし、エレックレコードのまりちゃんずをはじめとする笑える曲がたくさん納められています。そういえば、古井戸の「さなえちゃん」も入っていますね。

ここまで紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。それにしても、つボイノリオは高校生クラスの下ネタ(しもねた)が多いですね。

 最後に「あっ超ー」の曲目リストを。
1.金太の大冒険
2.本願寺ぶるーす
3.断絶の壁
4.怪傑黒頭巾
5.一宮の夜
6.ワッパ人生
7.極付け!!お万の方
8.花のDJ嫁業(かぎょう)
9.女泣かせのつボイ節(つぼいぶし)
10.祭りだワッショイチンカッカ
11.名古屋はええよ!やっとかめ
12.飛んでスクランブール
13.金太の大冒険(安心してお子様にもすすめられるヴァージョン)

次のページを参考にしました。
つボイノリオのあっ超〜どっと混む 

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