「探偵物語」

今回は、1979年9月から1980年4月まで日本テレビ系列で放送されていた松田優作主演「探偵物語です。
角川映画ではありません(笑)。

このドラマは、毎週楽しみに見ていました。
このドラマが放送されていた火曜9時は、当時はアクションドラマの時間枠で「大都会」などが放送されていました。
それで、松田優作主演のドラマと言うことで、アクション・ハードボイルドな物が始まるのかと思っていたのですが、かなりコミカルな番組が始まりました。
このことには、失望したのではなく、これはおもしろいと夢中になってしまいました。
日本テレビもハードボイルドな物を期待していたらしいのですが、全然違う役作りの作品を作ってきたので驚いたようです。

物語は、くどうちゃんこと工藤俊作が探偵として活躍する。
黒い帽子に、黒いスーツでベスパ(スクーター)に乗り町中を駆け回ります。これに、服部刑事(成田三樹夫【なりたみきお】)と、松本刑事(山西道広)が、事件にかかわり時には混乱しながらも解決していきます。
この、服部刑事というキャラクターが、非常にいいです。仕事がそれほどバリバリ出来るわけではないのですが、袖の下をもらいながら町の治安を維持しています(笑)。「工藤ちゃん」と言いながら、工藤を追いかけたり時には味方になってくれます。松本刑事が若手の熱血刑事風なので、服部さんのいい加減さがひきたちます。

そして、工藤探偵事務所のあるビルに住んでいるモデルの卵のナンシー(ナンシー・チェニー)と、」歌手の卵のかほり(竹田かほり)も忘れてはいけません。この二人がアシスタントをしたり時には工藤の代わりに調査なんかもしてしまいます。竹田かほりは映画「桃尻娘」で話題となり当時旬の若手女優であったと記憶しています。

二代目イレズミ者(前田哲朗)もドラマの後半からは重要になってきます。初代がいたのですが、あまり目立たずいなくなりましたが、二代目は「工藤先生」といいながらアシスタントをしたりやくざになったりと活躍します。トレードマークはイレズミの書かれているTシャツを着ています。最終回では、殺されてしまいます。

他にいろいろなゲストが出てきて、番組を盛り上げます。
驚いたのは、後に結婚する熊谷美由紀が2回も出演しています。1回目は第1話に女子高生の役で2回目は第18話で芸能界入りを目指す女の子で出ています。

そして、最終回「ダウンタウンブルース」。
工藤の知り合いの女の子久美が結婚をすることになり、結婚相手のいる駅へ工藤が送っていった時久美が銃で撃たれる。このことは、婚約者の健が代議士をゆすることから事件が起こっていることがわかる。健をかくまう先で工藤の仲間が殺されていく。
「昔、俺にも仲間がいて、そいつが死んだときに、もう仲間は作るまいと.....思って…昔、女がいて…それも殺されて…だからもう仲間は作らないと思って…こ、この街へ来て.....だんだん.....なんで、みんな殺しちゃうんだよ」と言うセリフとともに復讐を誓い街から姿を消します。そして、仲間を殺した関係者を殺していきます。
街にもどりまたここでやっていこうとするのですが、バーを出たところでスーパーのレジ係の男(工藤の買い物の計算を間違いそれをバカにされ上司から怒られ根に持っていた)に刺され、番組は終了します。
コミカルなドラマでしたが、最終回はシリアスなものになっています。
ぜひ、この松田優作の世界を楽しんでいただきたい。
DVDボックスは全部で8枚です。

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