「モスラ」

 今回は、あの映画「モスラ」について書いていきます。
 1961年の作品です。「ゴジラ」と並ぶ代表的な怪獣映画ですね。
て、私が書くまでもなく皆さんご存じのことですね(汗)。
でも、意外と古い作品であることを最近知りました。もう少し新しいとは言っても、67年くらいかなと思っていたと言うことなんですけどね…(笑)。
 たぶん、私は70年前後にテレビで見たんじゃないかと思います。

 印象に残っているのは、ウーン、やはりピーナッツの「モスラの歌」でしょうか。
「モスラーやモスラー」は頭から離れませんね。
調べてみると、この歌詞の言葉は、インドネシア語に基づく物だそうです。
小美人(しょうびじん)であるピーナッツが、モスラに復活と、自分たちの居場所を教える歌です。

 ストーリーとしては、日本の漁船が、嵐に巻き込まれ原水爆実験場所になっている無人島に流されてしまうところから始まります。
 これは、もちろん1954年に起きた第五福竜丸事件を元にした物だと思われます。
第五福竜丸は、アメリカの水爆実験の死の灰を浴び、被爆してしまいました。
 モスラの漁船は、放射能におおわれた島に入ったにもかかわらず、救出された漁師たちは放射能の影響を全く受けていなかったというところから話が始まります。
 しかも、無人島であるはずの島に原住民がいるという証言まで出てきました。
そこで、日本の学者と、無人島の統治国であるロリシカ国(ロリシカこく)で合同調査隊を出すことに…。その中に、謎の外国人ネルソンが入っていました。さらに、新聞記者の福田が調査船にこっそり乗り込みます。
 この新聞記者をフランキー堺が演じています。しかも、主役です。
 調査隊は、ここで小美人と出会うのですが、そっとしておこうということになり日本に引き上げます。しかし、ネルソンはもう一度島に戻り、原住民を虐殺し、小美人をとらえ、日本で見せ物として興行を打ちます。
 原住民たちは、卵からモスラを孵化させ、小美人たちもモスラに救いを求める歌を歌います。
 モスラは、小美人救助のため、東京に向かいます。これは、当然巨大な芋虫です。いわゆる、「モスラの幼虫」です。
 実は、私 この幼虫が東京で大暴れしている姿の記憶はあったのですが、島から日本へ来るときは、成虫、つまり巨大な「蛾」の姿で来た物かと思いこんでいました。
でも、幼虫のママ、泳いできていたんですね(汗)。
 で、小美人を捜して暴れまくるのですが、本人?は暴れているわけではなく、探していることが結果として身体が大きいのであらゆる物を壊してしまうというスタンスです。
 なぜ、モスラは彼女たちを捜すことができずにいるかというと、あらゆる電波や音波を遮断する箱に彼女たちは入れられていたからなんですね。  モスラは、幼虫から成虫になるために東京タワーに繭を作り、その中にこもります。折れた東京タワーに繭を作るシーンは、当時は有名なものでした。
 この繭の中にいる間に、我が自衛隊(防衛隊といっているのかな?)はロリシカ国からの新兵器である「原子熱線砲」でモスラを攻撃しとどめを刺したかに思われた。
 その、モスラ撃退の報に、ロリシカ国に逃げていたネルソンは彼女たちにかぶせていた箱をとってしまう。でも、モスラは死んではいなくて、成虫になり居場所がわかりロリシカ国に向かって飛んでいってしまう。
 ロリシカ国はアメリカがモデルのようですね。
詳しいストーリーは、いろいろなところで紹介されているので、そこを参照してください。

 この作品は、世界公開されたようです。そして、ゴジラもそうですが、反核爆弾・反核実験へのメッセージにもなっています。戦後16年で、戦争の傷跡はだいぶ癒えてきた時期なのでしょうが、日本はまだ貧しく、戦争の記憶がまだまだ生々しく残っていた時期であったのでしょう。

 それにしても、当時売り出し中のピーナッツを怪獣映画に使うというのは、プロダクションもかなり思い切ったんでしょうね。何せ、なく子も黙るナベプロですからね。
 今でしたら、怪獣映画に出たいというアイドルも多いとは思いますが、このころはかなりの際物でしたでしょうから…。でも、意外といい役者さんも出ているんですよね。
 でも、ピーナッツの歌って、本当にいいですよね。独特のハーモニーというのか、低い音でハモるからなのかな?この、「モスラの歌」もしっかり歌っていますよね。

 特撮は、もちろん円谷英二です。今でしたらCGで作るんでしょうけど、当時はミニチュアの模型を精巧に作り、怪獣も不自然にならないように作られています。ゴジラは着ぐるみ(きぐるみ)でしたが、モスラは成虫は模型であったんでしょうね。幼虫は、着ぐるみと言っていいのか、8人くらい入って動かしていたらしいです。

 怪獣映画は、わくわくしてしまいますね。その後、だんだんゴジラやモスラは正義の味方風になっていってしまうのですが、暴れている方が私は好きです。

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